大学時代の研究内容シリーズ第6弾
こんばんは!
学習塾GRIT塾長の西上です。
僕は26歳で起業し、今は株式会社グリットという会社で代表取締役を務め、学習塾GRITの塾長をしています
ここでは1500字ほどの短いブログを毎日更新していきます
経営者になってからは経験したことのない心の浮き沈みに毎日襲われている塾長です。
シリーズ第6弾は【研究結果の詳細】について書きたいと思います
過去のブログをまだ読んでいない人は先にこちらから読んでください!
研究結果
今回の研究は2×3の二要因分散分析を用いて行いました。
二要因分散分析とはその名の通り
2要因(今回は「時期(事前・事後)」と「側面(学習観・公式観・方略観)」の2要因)を用いて行う分析です。
主効果
分析の結果、時期の種効果について有意な傾向が見られ、側面の主効果についても有意な傾向が見られました。
さらに単純趣向化を検討した結果、時期の効果は「学習観・公式観」には有意さは見られず「方略観」にのみ有意であった。
つまり、事前・事後テストの平均値が「方略観」だけ変化していたということです。
相互作用
そこで僕は「時期」と「側面」の相互作用を検討することにした。
すると相互作用も有意な傾向が見られた。
それぞれの時期(事前・事後)と側面(学習観・公式観・方略観)の効果を検討すると「学習観と公式観」「公式観と方略観」「学習観と方略観」のすべてに有意な傾向が見られた。
この結果より、補習授業は学習者の「方略観」に強い関連があると推測できます。そこで次はそれぞれの「時期×側面」が「テスト成績」とどのような相関を持つのか検討する必要があります。
方略観とテスト成績
まずは事前質問の三側面、事後質問の三側面、そしてテスト成績の7つの要因で相関分析を用いて相関行列を求めました。
今回重要なのは「テスト成績」がどの要因との関連が強いかというところなので「テスト成績」の列のみ抜粋しました
結果としてはテスト成績は「事前学習方略」と関連が出ていました。
しかしこれだけでは「テスト成績と事前・事後の方略観」の関連は不透明なので、それぞれの関係性を示した散布図を出して分析してみました。
すると
・事前学習方略とテスト成績の散布図:中央からやや左側に集中
・事後学習方略とテストの成績の散布図:中央からやや右側に集中
このような結果になりました。
すなわちまとめると
事前質問時での学習者は学習観、公式観は高めの点数を持っているが方略観の点数はあまり高くない。事後質問時では学習者の学習観、公式感はあまり変化せず、方略観の点数が上昇した。
しかし補習授業が及ぼした学習法ry買うの変化はテスト成績に反映されることはなかった
と考えることができます。
今日はこんなところかな。
明日はいよいよ研究の考察について書きたいと思います
ほな!
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